逆さクラゲ

長い文章

文学

星新一「枕」についての雑感

星新一が好きです、小学生ぐらいから図書券あつめたりしてショートショート集を買い揃えていて、エッセイ・訳書の一部と『進化した猿たち』の2巻以外は全部の文庫本を持っていると思います 彼のショートショートは「おーい、でてこーい」や「ボッコちゃん」…

短歌まとめ(〜2019/4/30)

ここからは解説です、読まなくていい 一般論として、解説が付いてると醒めちゃうって人もいるみたいですけど、自分は解説があった方が安心します、文庫本とか 過激派が多いから言い出しづらいですけど、だから、まあなんか、特に興味のある人だけ読んでくだ…

架空インタビュー・酪農

OK牧場(釧路市)/2013年就農/平田くみこさん 「おいしいチーズをつくりたい。それだけです(笑)。」 6年前に都内電子機器会社の営業からOK牧場に転職した平田さん。そう語る彼女の眼には、静かな情熱が宿っていました。 「たまたま旅行で訪れた釧路で、…

金色の塔

短歌12首 傾眠と詩的言語は杳たりて仰光河に垂れ下がる軒 Kill the sun 高く叫んで鳳の西へ向かうを射るイスパハン 針金と針金のまにマニ車 されがまぱだにさ 意味なんかないさ 七彩の光を見たと言うものがいて、それはそれとして微笑を 不規則に金色の塔が…

【短歌】うくらいな

去年主宰した文芸誌に寄稿した短歌です、前に書いたやつがかなり混じっているな、文芸誌今年もできたらよかったけど、ものごとを続けるのにはそれなりのエネルギーがいるし、おれにはそれがあんまりなかった、以下作品 平原に陶笛を吹くわらべあり ウクライ…

勤勉

‪「たぶん最初は後ろにいたんだと思うけど、今は真上にずっといる。アクアラングってあるじゃん、アクアラングだっけ、よくわかんないけど、今思い浮かべてるのが正しかったら、あれ、でっかいボンベみたいなやつ、2個のやつ、背負ってるような気がする。わ…

リッキー・デュコーネイ: 産まれぬ神の子(翻訳)

Rikki Ducornet: The Beast (from The Complete Butcher's Tales) 産まれぬ神の子 ぼくはけものの胃の中に住んでいる。ぼくは彼女を育てながら、そこで眠っている。彼女はぼくに優しい。ふかふかとして、あたたかい。 彼女がぼくを食べたとき、その目は愛に…

まつ

原稿用紙3枚にも満たない超短篇です。1年前ぐらいだったか、とある連作企画に寄せたやつで、主人公は「海辺のバス停」です。結局計画倒れでした。若干の改作を加えています。文体がいまにもまして痛い。 まつ 終バスがいってしまって、ぼくはいつもひとりに…

短歌

図書委員の会報みたいなやつに載った短歌です。 明るさの自動調節 満月のみずうみをうす明き千の兵士の薄氷ふんでゆくふゆ 三月のでんきうなぎは泥の中こぽりこぽりと夜ごとかがやく 船室のシチューの皿にとけてありさめてゆく声(そこにいますか) おとうとを…

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